ぬま_FJHのポンコツ人生珍道中

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平成最後に東京旅行/利島―2

利島は一周約8kmで歩ける距離です。
そんなわけて一周チャレンジ&宮塚山(標高507.5m)登山に出発です。
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都道228号線に沿って歩けばいいのです。今回は東周りです。
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東京都のマークに沿って歩けばいいだけのこと何の難しいことはありません。
こんなに大自然の中に東京都のマークがあるのも23区からきた人間としては不思議な感覚
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右:椿/左:椿 歩いても歩いても椿、たまにシダ植物とオカダトカゲ(伊豆諸島固有種)そんな島です。
産業はもちろん椿油。日本一の椿油生産を誇ります。大島で売ってる椿も利島産だったりすることもあるらしいです。
人口約300人、椿約200,000本(1人に対し666本の椿が用意されてます?)そんな椿の島です。
江戸の頃より利島の椿として幕府に献上され、年貢は免除され逆にお米の配給を受けていた天領だったとか……
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ときどき椿畑の間から海が眺められるロケーション最高な道路です。
車は軽自動車ばかりで市街は教習所のような道幅で脱輪=坂道転落or壁激突なので歩いて散策が観光客には一番かもしれません。
ちなみに椿と椿の間の日向には明日葉が植えられております。
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やってきました宮塚山登山道。見つけたからには登山したくなりますよね。
登山者が少ないからか登山道が山の大自然の一部と化していたりなど道だった道を往く登山でした。
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山頂直前の展望台より撮影です。右には大島、左には伊豆半島が綺麗に見えます。
下には集落が映ってます。ここ以外には人は住んでおらず。また、唯一の地形的に人が住める場所です。
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山頂はもう少し先ですが。山頂の碑周辺は私有地らしく東京都で整備できないので森の中に碑だけ建ってます。大量のハエに襲われたのでブレブレ写真で勘弁ください(笑)
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戻りは戻りで獣道を往きます。滑落するとそのままどこまでも転がっていきそうな道を恐る恐る進みます。
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上を見上げればこんな感じ。僕は東京都にいます。
続いて利島南端部にある南ヶ山園地へ
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今も昔も利島にとって飲料水確保は重要な課題です。
古くは各家庭で水がめに雨水をためて使用し、続いては島全体で宮塚山の一部にビニールシートを張り水をためていました。その跡地が遊歩道として活用されてます。
現在は、脱塩施設などで飲み水は確保されているので大丈夫です。
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ユリとして世界最大の花をつけるサクユリが植わっておりました。
開花は6月ごろでむせ返るほどの強烈な香りだとか……
ちなみに伊豆諸島のみ自生しているそうです。
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つづいてオオシマザクラです。自生は伊豆諸島だけで栽培は房総半島付近でもされている桜です。花と同時に葉を出す桜です。
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そんな南ヶ山園地は眺めも最高です。
左のうっすら写る三宅島や中央の新島など利島より南の島が沢山見えます。中には無人島やただの岩などもあり次はどこに行こうか悩みます。
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途中、一番神様として島民に愛される阿豆佐和氣命本宮があります。東京都文化財に認定される由緒ある神社です。
丸石(ゴロタ石)が参道の階段に使われ地衣類やコケに覆われており歴史を感じます。
ちなみに、丸石は利島集落の石垣などにも使用される万能石でした。
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南端からは西回りで集落に帰ります。
途中、時節外れの椿の花や茂みから出てきた二ホンイタチや小鳥、オカダトカゲなどの小動物類と出会いながらの散歩です。
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西側は東側と違い、椿一色というわけではなかったです。
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最後に利島村立保育園が見えたらもう集落です。
その日の夜は星を見ようかと思ったら曇りになってしまいました('ω')

続く(次の記事にて投稿)