ぬま_FJHのポンコツ人生珍道中

多趣味人間による旅の備忘録

吉野ヶ里と北松浦半島をめぐる

佐賀空港を利用したことがなく利用してみたくなったと同時に、松浦鉄道に乗ったことがなかったので、行ってきました。

今回はその備忘録です。

 

往路のフライトはこちら

雨雲を切り裂け - ANA (全日空) 口コミ・評価 | FlyTeam(フライチーム)

生憎の天気でしたが、佐賀に到着し早速、昼食です。

佐賀駅周辺には6年ぶりに来ましたが大幅にリニューアルされており新しいお店が多くなっておりました。

食事を終えて列車で吉野ヶ里公園駅で降り吉野ヶ里遺跡を目指します。

国の特別史跡であり、弥生時代の集落が発掘された現場です。他の遺跡と違い弥生時代の始まりから終わりまでの間にわたり遺構が残っているというのが特徴的な遺跡です。

縄文時代までとは違い、稲作や栽培をするという考え方がトレンドとなる時代です。つまり、いい土壌を狙っての領土争いや不足した作物を狙っての略奪などが発生することとなります。

ムラを塀で囲い侵入者を防ぎますが、よじ登ってくるためこういった逆茂木という矢状の木を塀の下に作ることで上からの侵入を防いでいたようです。

また、ムラの入り口などでも非常に高い小屋を設けて全方位の警戒を交代でしていたようです。

このころから交代で番をするという考え方があったということになります。

吉野ヶ里遺跡の特徴として、現代でいうところの集団墓地があったという点も挙げられます。

手前の凹凸が墳墓(墓地)、中央の小屋が葬儀場、奥の丘が墳丘墓(歴代権力者墓地)

甕(かめ)の中に遺体を入れて、もう一つの甕で蓋をして土に埋める方法で遺体を納めておりました。その際に、装飾品や短剣などを埋葬品として一緒に入れておりました。

その結果、現代の発掘調査にて当時の装飾品などに対しての技術などがわかるようになっております。

当時、およそ2500年後に掘り起こされるとは思いもしないでしょうから面白いものです。

反対に現代の建物やこのブログをお読みいただいている機械も2500年後に発見されて驚きを与えているかもしれません。

ムラの歴代権力者が埋葬されている墳丘墓については発掘当時の様子が展示されております。

側面を見ると地層のようになっており、元々平地だった場所に段階に分けて土を持ったことがわかり、当時の土木技術を感じ取ることができました。

祭殿も復元されており、内部では権力者がムラの今後を検討する様子や祭壇にて神のお告げを聞く様子なども人形を使って展示されておりました。

お告げを聞くのは最高司祭者という役職の人間ですが、その特徴から窓の無い部屋でごく限られた人物による生活支援(給仕など)のみで過ごしていたようです。

現代でいう行政機関を見学した後は、一般市民が暮らす地域の再現を見学しました。

市場があったり、住宅街の近くに畑が広がっていたり、工場があったりと、建築技術や通貨の概念以外は現代の生活と基本は変わっていないようです。

吉野ヶ里遺跡を後に佐賀駅に戻り夕食です。

個人的にハマっているコンテンツ『ウマ娘』の展開を行っているCygames社の佐賀拠点にあるグループ会社のCyFoods社が運営するドライブイン鳥佐賀店で夕食です。

ドライブイン鳥はFC展開をしており、佐賀店のみCyFoods社が運営

2024年のM-1グランプリで突然CMが一度だけ流れたことで話題になっていた店舗です。

イメージとして焼き肉の鶏肉版を想像いただけるといいかもしれません。

夕食を楽しんで翌日に備えます。

 

2日目は松浦鉄道に乗車をします。

佐世保駅まで特急みどり号で移動します。

早岐佐世保は特例で特急券不要での乗車が可能です。他の地域と違って相互乗車ではなく、早岐以遠発着の場合でも特急料金不要で自由席の乗車が認められております。

松浦鉄道MR-500形という通常は普通列車としてイベント列車が必要な時はイベント列車として使用している車両に乗り込み佐々へ向かいます。

乗ってきた列車は佐々止まりのため、後続の列車で昼食予定の松浦に向かいます。

松浦に到着しました。

アジフライの聖地としてアジフライを提供するお店が多くあります。せっかくですので、ここでアジフライを食べたいと思いやってきました。

食事の前にタイミングよく駅すぐ西側の志左川にて佐世保行きが撮影できそうでしたので撮影です。

町を歩いて食堂へ行ってアジフライにありつきます。

食事を終えて、伊万里方面までの列車まで時間があるので、再び松浦鉄道を撮影をします。

伊万里行の列車の時間になりましたので乗込みます。

海を見ながら伊万里に到着です。

佐世保伊万里の乗車完了で伊万里~有田は時間の関係で明日に残して途中下車をしつつ佐世保へ引き返します。

日本の在来線が走る線路としてつながっている東西南北端のうち、西端にあるたびら平戸口駅に到着です。

予定考えた時には意識していませんでしたが、駅にある看板で4端制覇なのに気づきました。

anmuku001.hatenablog.jp

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次の列車まで平戸への玄関となっている港までは時間があるので出発です。

田平港です。目の前に広がる陸地が平戸島で、左側の赤い灯台付近に飛び出ている建造物は平戸城です。

キリシタン文化の歴史もある地域のため以前訪ねた福江とも比較がてら改めて訪ねてみたいなと思い振り返ると赤い平戸大橋が見えます。

田平港から船で平戸に向かうのが主でしたが、平戸大橋ができてからは車での行き来が可能となり、シンボル的な橋です。
たびら平戸口駅から大学駅へ移動して、松浦鉄道撮影をします。

背景の特徴的な形の山は朝ノ気岳と高筈岳です。

右に山肌は伸びており、九十九島佐世保を見下ろせる弓張岳へとつながります。

数本撮影をして、佐世保へ向かいます。

佐世保駅一つ手前の佐世保中央で下車をして夕食として検討していた佐世保バーガーを食べに行きます。

佐世保中央駅中佐世保駅は日本一短い駅間(路面電車を除く)として知られており、その距離はおよそ200mです。商店街と国道35号をまたいで終わりです。

折角なので、中佐世保まで歩いて佐世保へ到着。本日の松浦鉄道の旅が終了です。

佐世保から特急で帰りますが、まさかの往路と同じ編成(MC18)でした。

先頭の景色を楽しみながら佐賀に戻り、翌日に備えます。

 

3日目

筑肥線の山本~伊万里に乗車したことがなかったため最終日は乗車するために、佐賀から唐津線で山本に向かいます。

山本で乗換えてのんびりと列車に揺られて伊万里に到着です。

左:松浦鉄道伊万里駅 右:JR九州伊万里駅

昨日、乗っていた松浦鉄道は元々、国鉄松浦線として運営されておりました。

JRに移管後に松浦線松浦鉄道西九州線として1988年に生まれ変わり運営しております。2002年に駅舎が改築され、JRと松浦鉄道が県道240号線を挟んで会社ごとに線路と駅舎を構える形になりました。

折角、伊万里に来ましたので伊万里焼の文化に触れるため伊万里焼の中でも将軍家などの献上品として用いられている鍋島焼の産地、大川内山へ向かいます。

バスで20分程度揺られて到着です。

元々、この地域の『○○焼』を総称して伊万里焼といわれます。

歴史としては、元々が有田焼が始まりです。

1675年に現在の佐賀県にあたる鍋島藩(佐賀藩)の大名鍋島氏は外様であり、いつ藩が潰されたり周辺に統合されたりするかのせめぎ合いでした。

対応として、上質な焼き物を献上させることとし有田焼の優秀な職人を大川内山に移住させ、できた焼き物が鍋島焼です。

その他にも、各地で焼き物が作られておりましたが伊万里の港からまとめて、出島を経由して西洋に輸出されていたため『IMARI』として知れ渡り、総称して伊万里焼としております。

廃藩置県に伴い、当時は藩営の窯元は民間の窯元となり、現在に至ります。

そんな大川内山ですが、当時は焼き物技法が藩の極秘事項とのことで、関所が設けられ出入りは非常に厳しく、大川内山の住民は関所に来た日用品売りから関所を通して購入していたようです。

しかしながら身分としては武士並みに手厚く保証されていたようです。

窯元が集まる中を歩いていると大きな銀杏に出くわします。

お土産に鍋島焼を買った窯元の店主から伺った話によると日蓮宗信仰者がほとんどの地域で、加藤清正日蓮宗であり、祀るための建物を建てた。

そういったつながりもあり、近くにある銀杏は熊本城の銀杏を差し切したもので、西南戦争などで熊本城が燃えたりしているため、熊本城のものよりも樹齢が長い老木になっているそうです。

実際に、江戸時代に作られた大川内山を描いた皿にはこの銀杏が描かれております。

近くにある鍋島藩窯公園には江戸の頃の窯だった遺構が残っております。

谷間に集まる窯元の様子も公園の高台から見ることもできました。

町の中には鍋島焼がちりばめられておりました。

バスの時間になりましたので伊万里駅に戻ります。

伊万里駅にある食堂でお昼にします。

昨日、乗れなかった松浦鉄道伊万里~有田にサクッと乗車して、松浦鉄道完乗です。

有田からは普通列車に揺られつつ、一気に佐賀空港へ向かいます。

空港にて夕食に佐賀市B級グルメのシシリアンライスを楽しみます。

1枚のお皿にご飯とサラダ、炒めた肉にマヨネーズをかけて混ぜて食べるのが基本でお店によってアレンジを利かせております。

名前の由来や提供開始した店舗などが不明という謎に包まれたものでもあります。

佐賀空港の保安検査をぬけると、1日目の夕食の通り、Cygames社が拠点を構えてる関係で広告も掲出されておりました。

そして、帰りのフライトですが、久々によく揺れるフライトでした。

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久々の九州北西部の旅行でした。今度は西九州新幹線に乗ってみたいですね。