ぬま_FJHのポンコツ人生珍道中

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近くて遠い島(伊豆諸島 利島)

ツイッターなどで度々呟く伊豆諸島にある利島

今回は2年ぶりに利島に行ってきました!公式に「何もない島」「近くて遠い島」と名乗っているぐらい、観光地化しておらず、波風の影響で船便の欠航が多い島です。

だからこそ、好きなんですけどね 笑

いつもは夜行貨客船さるびあ丸なのですが、時間の都合上、さるびあ丸よりもはるかに着岸率が低いジェットフォイルにて向かいます。

台場をバックに竹芝桟橋にやって来たセブンアイランド愛(ジェットフォイル

小型の船でかつ、海から少し胴体を浮かして航海するために強風や荒波だと着岸できない可能性が高いのです。

先日(4月1日)に就航20周年を迎えたジェットフォイルによる竹芝~伊豆諸島北部の船に乗って利島を目指します。

途中、荒波を越えて、無事に接岸しました。

まさかのこの便での乗下船客は私のみでした。やはりこの天候で利島を目指すのは少ないようです。

宿屋さんの送迎に乗って宿に向かいます。利島では船到着後に客室が空いていればその段階から使用が可能なことが多いです。

この後は強風&豪雨予報なので早めに散策に向かいます。何度目かの利島なので道もわかるのでスイスイですが、毎回、自然の豊かさと独特の街並みに癒されます。

八幡神社に参拝をして宿の自室で腹ごしらえをして散歩を続けます。

雨のせいか、心なしかコケ植物やシダ植物の勢いが増してます。

日本で1位の生産量を誇る利島の椿産業、島のほとんどが椿で島の経済とその文字通り土地の地盤も支えています。

そんなこんなで13時ちょっと前になり、上り東京行きのさるびあ丸が到着しました。

この後も、ジェットフォイルがあったのですが、天候の関係で欠航だそうです。

とりあえず、この後はお酒を楽しみます。農協と途中で寄った商店で色々買ってきました。

飲酒して持ってきた2冊の小説を読んで窓の景色を楽しみます。たまにはこういうのもいいですよね。

夕食を済ませて風呂に入って明日に備えます。

早く起きて、朝の散歩に向かいます。

気持ちのいい朝です。鳥たちのさえずりと波と風の音を楽しみつつ歩きます。

木漏れ日が漏れる椿畑をの横を通ります。利島の椿畑の下は伊豆諸島名物の明日葉も生えております。

昨日の雨の影響か、椿の朽木にはチャワンダケが生えています。

そして、利島の本体ともいえる宮塚山も顔を出します。

朝日に照らされる夏ミカンを見つけて朝食の時間が近づいたので宿屋へ

朝食を食べて部屋から昨晩発各島経由神津島行きを見つけます。

船を見つけた後に、利島一周へ出発です。今回は反時計回り。

宮塚山に登らなければ3時間程度で一周できるコンパクトな島です。また、断崖絶壁の島なので景色もいいのですが、山がそのまま島になっているのでアップダウンが激しいのが特徴です。

利島の石垣にいは玉石という波によって角が削れた石が使われており、コケなどの植物が覆いかぶさっています。

急斜面の椿畑に役立つモノレールも置いてあります。

伊豆大島

新島を目指すさるびあ丸

所々、木々の隙間から海が見えてきます。また、どこもちょっとずつ違うので見飽きることはありません。

冬の見ごろを終えても、まだ、所々椿が残っていました。

南部にある阿豆佐和気命神社(一番神様)に到着します。この島は7つの神社があり信仰のよりどころになっております。

お参りを済まして、進むと南ケ山園地に到着します。

 
 
 
 
 
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ここは、伊豆諸島の島々を見ることができます。もちろん、見えてない先にも伊豆諸島は続いております。

園地を後にして先に進みます。

東西南北で雰囲気が変わるのが利島の面白いところだと思ってます。

時々、海が見えて島が見えて歩き疲れたところを癒してくれます。

不意に、振り返っても絶景です。

大島が見えるようになればゴールはもうすぐです。

椿が終わりツツジの季節に変わるGW前後の期間です。

東側にあるスイゴウ園地までやってきました。ハスの池や東屋が建っています。

島の東側は斜面をつづら折りの道で上り下りするのでカーブミラーが欠かせません。

一周も終わり、船の時間まであるので宿屋に荷物を置いて海の方へ散歩します。

利島では冒頭に書いた通り船便の就航率が低いのでヘリコミュータ航路がありますが9人乗り1便のため毎回争奪戦になります 笑

ヘリポートを後に港に向かいます。

カケンマ浜に到着です。断崖絶壁に囲まれた島ですので、砂浜がなかったところを人工的に作った砂浜です。波消ブロックに囲まれています。透明度も高いので底が透けて見えます。伊豆諸島は海底が深いため、沖縄のような水色の海ではなく濃い青の海になります。

神話で住吉大明神が利島に来た時に杖が割れて、その中にあった椿の実がこの椿の島、利島の始まりと言われていることからできたモニュメントを見て宿に戻ります。

他の島にはない、人数の都合で船が来ると全員桟橋に出てしまうことからできた利島オリジナルルールがあるので、50分前には港に着くように宿屋が送迎していただけました。

天気はいいのですが、風が強いので着岸できるか心配です。

とりあえず、着岸できそうなので桟橋で船を待ちます。

うねりと強風の中、さるびあ丸がやってきました。

荒れている海から避難してきたのでしょうか?漁船とジェットフォイルが使用する側にウミガメが来ていました。

無事に乗り込み利島に別れを告げます。

よく、おにぎりの島と言われますが、遠くから見るとよくわかります。

昼食をいただいて東京港竹芝桟橋を目指します。

ここからは慣れたものです。いつものようにデッキでビールを楽しんだり自席で居眠りをしたりしてあっという間に東京港竹芝桟橋に到着です。

楽しい利島旅も終了です。次はいつ行けるだろうか?